ばいあぐらが起こしたED治療の革命
1998年は世界で様々な出来事が起きた年です。
日本では長野オリンピックが開催されて、日本人選手もスキージャンプなどで目覚ましい活躍をしたことを覚えておられる方は多いでしょう。
そんな1998年にED治療に革命をもたらす出来事がおきました。
それが、ファイザー製薬のばいあぐらの発売です。
この医薬品は、シルデナフィルという薬品を主成分としています。
シルデナフィルはもともと狭心症に対する治療薬として開発が進められていました。
しかし、臨床試験をする中で被験者にペニスの勃起を促進させる作用が確認された事から、ED治療薬としての開発が進められたのです。
そして、ばいあぐらがアメリカで発売されるやいなや、爆発的なヒット商品となりました。
それまでのED治療と言えば専ら外科的な物が中心でした。
それが錠剤で改善効果が得られる様になった事は、まさに革命的な出来事だったのです。
さて、この治療薬は日本でも1999年に発売が開始されたのですが、米国程に爆発的なヒット商品とはなりませんでした。
これは、日本人は欧米の方に比べると、セックスに対して淡白な人が多い為です。
しかし、日本国内でEDに悩む人は年を追うごとに増加傾向にあり、現在では日本でもばいあぐらはED治療を代表する医薬品として不動の地位を確立しています。